木材・プラスチック再生複合材普及部会
 
 

1 WPRC普及部会環境指標WG

地球環境問題がますますクローズアップされる今日、木材・プラスチック再生複合材(WPRC)はその環境配慮性の高さから、環境JIS(JIS A 5741木材・プラスチック再生複合材)として公示されるなど、社会での認知度も少しずつ高まってきています。
 当普及部会においても、木材・プラスチック再生複合材(WPRC)製品市場をより一層拡大するべく、普及広報活動を行うと同時に、信頼性の向上や環境負荷低減のための取組を行ってきているところです。
 このような動きの中で、我々業界として、入口としての原料確保、出口としての市場や用途開発、更に環境貢献性をどのように表現するか等、避けては通れない課題が多いことに気づかされました。
 そこで、これらの重要課題を解決するために、従来の概念にとらわれない新しい柔軟な発想力を持つ若い方々が参加し、自由に徹底的にディスカッションする場として2007年11月にワーキンググループ(WG)を設置し、現在も環境指標WGとして活動を行っています。

2 過去の活動実績


WPRCを通した環境教育
出前授業の実施(2009年度~2011年度)
授業テーマ■WPRC を通して考える環境問題
「日本の森・3R編」、「それぞれの環境問題への取組み編」、「日本の森編」、「ゴミ減量作戦編」
■WPRCの材料開発に向けた基礎研究とCFPによる環境評価
授業風景
■WPRCを通して考える環境問題「日本の森編」

間伐材が使いにくい理由を説明

こうもり傘を使って樹木の生育を表現。
天然林と人工林の違い、人工林の間伐の必要性をゲーム感覚で学びます。
■WPRCの材料開発に向けた基礎研究とCFPによる環境評価

材料開発に向けた基礎研究の紹介

授業後に開催したWGメンバーと
大学生の座談会の様子
受講者幼稚園児・小学生・中学生・大学生(計約400人)東京都港区M小学校(3年生)、神奈川県横浜市K小学校(5年生)、大阪府河内長野市T小学校(5年生)、神奈川県横浜市O小学校(6年生)、東京都私立K中学校(2年生)、K大学(2回生)、K市立青少年科学館(ワークショップ参加者:幼稚園児~中学2年生)
受講者からの声
(一部抜粋)
・木とプラスチックをまぜてリサイクルをするものがあることを、初めて知りました。(小3)
・とても楽しかったです。プラスチックが溶けていたのでびっくりしました。(小4)
・最先端の研究に触れることができた珍しい機会だったので、興味をそそられました。(大学生)
・「環境に良い」というフレーズを分かりやすく消費者に伝えることで関心が高まり、もっと日本の研究者も増えるのではないかと思いました。(大学生)
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WPRCの環境性能の定量化
WPRCの環境性能の定量化
どのように環境性能を定量化するの? カーボンフットプリント(CFP)を用います。
CFPは、商品・サービスの環境性能を定量的に評価する手法のひとつです。
カーボンフットプリントとは? 「商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO に換算して、当該商品及びサービスに簡易な方法で分かりやすく表示する仕組み」のことをいいます。 (社団法人産業環境管理協会の新CFPプログラムホームページから引用)
WGの取り組み(2008年度~)
研究・調査■WPRCと南洋材のLCCO 比較データを作成。
■普及部会としてのLCCO の代表値を算出。
■WPRCのLCCO について、学会でのポスター発表及び査読論文投稿
 ・第60 回日本木材学会大会(2010年3月17~19日)でのポスター発表
 ・日本建築学会への論文投稿 
  渕上佑樹,神代圭輔,古田裕三:WPRC(Wood Plastic Recycled Composites)のLCCO
  評価,日本建築学会環境系論文集 76 (659),
PCR原案の作成  普及広報分科会と合同で、PCR原案を作成し、経済産業省が実施する「カーボンフットプリント制度試行事業(2009年度~2011年度)」において、建材業界で初めてPCRの認定を受けました。
【商品種別算定基準(PCR)(認定 PCR 番号:PA-CB-01)対象製品:木材・プラスチック複合材】
WPRCの広報活動
月刊誌スクールアメニティ最新技術情報2009年11月号(出版元:ボイックス株式会社)へ掲載
タイトル:『「WPRC」×「学校」=エコスクール』
「WPRCの環境配慮性」や「WPRCの活用事例」などについて紹介。
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政府広報活動への協力
子ども見学デーへの参加・協力(2010年度~
活動内容 普及部会と共同で「夏休み子ども見学デー」に参加し、出前授業を実施しています。
環境指標WGでは主にWPRCの原材料や特徴についてのパワーポイントや資料を作成し、
それを用いて説明を行ってきたました。
また、作業体験では子ともたちの安全を見守りながらWPRCと環境について説明をしてきました。
作成資料 ■2013年度 作成資料(パワーポイント)
 「WPRCってなんだろう??~製品編~
 「WPRCってなんだろう??~木材編~」
 「WPRCってなんだろう??~プラスチック編~」
■2014年度 作成資料
 子供たちに家へ帰ってから復習してもらうために配布資料として
 「WPRCってなんだろう?」を作成し、参加者に配布しました。
資料
PDF
公的認定などの調査および整理
環境指標WGでは環境配慮性を評価するさまざまな基準や指標、当普及部会会員が
取得している公的認定やWPRCに関係する公的認定のなどの調査および整理を継続して行っています。
詳しくは、WPRCに関する公的認定他のページを参照願います。
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3 2017年度活動報告

1)木材の地域認証制度とWPRCとの関連性に関する情報収集
・2017年10月 企業へのアンケートを実施
・2018年 3月 企業へのヒアリング内容を決定
・2018年 4月 企業へのヒアリング
2)WPRCに求められる情報の発信
・〈WPRC部会HPの充実〉 2018年3月 「県産材を用いた施工事例」に関する情報を追記
・〈メールマガジンの配信〉 2017年5月 第1回メールマガジン配信 2018年4月 第2回メールマガジン配信
3環境影響評価
現在、WPRCの環境性能評価について述べられている学術的な論文としては、「WPRCのLCCO2評価」(2011年、渕上ら)がある。 しかし、この論文は想定されている評価シナリオが限定的である点、データが古くなりつつある点などの課題がある。
そこで昨年度は、WPRC関連企業に対してアンケートを行うことで最新のデータを入手した。収集したデータの分析は次年度の課題となった。
4)環境教育活動
2017年8月2日(水)、3日(木)に開催された「子ども霞ヶ関見学デー」において、WPRCについて学べる体験授業を行い、参加者にWPRCの表面の研磨や工作を体験していただいた。

4 2018年度活動方針

WPRC製品の市場への普及拡大を目的とし、アカデミックな視点と実用的な意見を交えたディスカッションの中から普及拡大の方法を探索し、実際に調査・情報収集を行い、WPRC部会にその方法および情報を還元する。
1)木材の地域認証制度とWPRCとの関連性に関する情報収集
WPRC部会の会員企業を中心としたWPRC関連企業に対して、現在抱えている問題点や要望、産地認証制度への関心などについてヒアリング調査を行う。また、ヒアリングにより得られた結果と2016年度に各都道府県の木材産業関係部署および認証制度運営機関を対象として実施したWPRCに関するアンケート調査の結果を照合し、行政側と企業側との間で生じている認識のずれを確認する予定である。  また、この結果をメールマガジン、HP等により情報発信し、認識のずれの解消を目指すとともに、WPRCについての更なる認識の拡大を試みる。
2)WPRCに求められる情報の収集および発信
メールマガジンの配信を4月、9月、1月の年3回程度行うことができるように、配信内容や配信体制を見直し、HPの更新内容や環境指標WGの活動成果を定期的に配信できる体制を構築したい。 また環境教育活動、WPRC部員の活動内容等も積極的にメールマガジンやHPに掲載し、より具体的な内容を充実させた情報発信を目指す。
3)環境影響評価
WPRCのLCCO2の再評価を行う。 昨年度WPRC部会会員企業から回収した最新データをもとに、WPRCの環境配慮資材としての再評価を行う。 評価方法についてはISOの環境性能評価基準等をもとに見直す。 得られた結果については学会誌や協会誌への投稿を行う。
4)環境教育活動
これまで環境指標WGでは、小学校や大学などでの環境教育の一環としてWPRCに関する出前授業を行ってきた。 その経験やノウハウを部会に還元するため、部会会員企業の方々が出前授業を実施する際には情報提供や授業のノウハウなどを伝えるサポートを行う。 また、学校機関等から依頼があった場合には、出前授業を実施する。

5 2018年度環境指標WGメンバー

  所属 氏名
メンバー 岐阜県生活技術研究所 石原 智佳
京都府立大学大学院 岸 和実(L)
冨田 健(SL)
神代 圭輔(SL)
京都府立大学 安川 喜仁
(国研)産業技術総合研究所 関  雅子
文化シヤッター株式会社 黒岩 直也
三重大学大学院 渕上 佑樹
アドバイザー 京都府立大学大学院 古田 裕三
顧問 株式会社エコウッド 渡邉 厚
事務局 (一社)日本建材・住宅設備産業協会 勝間田 実
会員募集
WPRC素材メーカー、製品メーカー、インテリア・エクステリアにWPRCの活用をお考えの設計・施工会社および、 拡販を志向される商社等、会の趣旨に賛同される企業様の積極的なご参加をお待ちいたします。
 
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